日本の農業~稲作・畑作~ 解説動画
日本の農業〜稲作・畑作〜の一問一答プリントはこちらをクリック
日本の稲作
日本人の主食・コメ
Haru_You
これから農業について説明していくけど、日本の農業で一番生産額が大きいものは何だと思う?
え?当然お米でしょ。
だって、日本の稲作ってタイトルで話してるんだし。
だって、日本の稲作ってタイトルで話してるんだし。
はるか
Haru_You
いや、実は稲作よりも畜産、豚肉鶏肉や牛乳の生産のほうが生産額が大きいんだよ。
でも、農業を行っている作付面積では稲作が一番大きいんだ。
グラフをよく見ておいてね。
でも、農業を行っている作付面積では稲作が一番大きいんだ。
グラフをよく見ておいてね。
じゃあ、広い面積でやってるのにあまり生産額が大きくならないんだね。
稲作はもうからない、ってこと?
稲作はもうからない、ってこと?
はるか
Haru_You
そういう見方もできるね。
でも米は日本人にとって主食だから、安く流通しないと困るのも事実なんだよ。
でも米は日本人にとって主食だから、安く流通しないと困るのも事実なんだよ。
そっか、お米の価格が上がりすぎると食卓に影響するもんね。
そういえば弥生時代に稲作が伝わったって習ったけど、なんで日本では稲作がさかんになったのかなあ?
そういえば弥生時代に稲作が伝わったって習ったけど、なんで日本では稲作がさかんになったのかなあ?
はるか
Haru_You
稲という作物は、原産地が東南アジアの熱帯地方といわれているんだよね。
日本の、夏暑くて雨の多い気候が熱帯と似ていて、稲の生産に適していたんだよ。
日本の、夏暑くて雨の多い気候が熱帯と似ていて、稲の生産に適していたんだよ。
稲って熱帯の植物なんだ。
そのわりには北海道とか新潟とか、寒そうなところでもよく獲れるよね。
そのわりには北海道とか新潟とか、寒そうなところでもよく獲れるよね。
はるか
Haru_You
日本人は寒冷地でも稲が獲れるように品種改良を繰り返してきたんだよ。
その品種改良のおかげでより生産しやすく、また食味のよい米が作られてきたんだ。
その品種改良のおかげでより生産しやすく、また食味のよい米が作られてきたんだ。
減反政策
でもさ、うちの食事ってそんなに米ばっかじゃなくない?
朝はトーストだし、パスタやラーメンの日も多いよね。
朝はトーストだし、パスタやラーメンの日も多いよね。
はるか
Haru_You
うん、日本人の食生活が洋風化することで米の消費が減り、米が余るようになってしまったんだ。
じゃあ、農家の人たちは稲作やめて、肉牛飼ったほうがもうかるんじゃないかな?
はるか
Haru_You
とはいっても、先祖代々稲作をやってきて、自分も30年間とか稲作をしてきた農家がさ、稲作を止めたいと思うかな?
それに、急に牧畜をはじめたとして、うまくいくと思うかい?
それに、急に牧畜をはじめたとして、うまくいくと思うかい?
たしかに・・・。
でも、お米を作っても余っちゃうし、どうしたらいいのかな。
でも、お米を作っても余っちゃうし、どうしたらいいのかな。
はるか
Haru_You
そこで政府は、米の生産量を抑える(生産調整)ために減反政策(げんたんせいさく)を開始したんだ。
減反の方法は田への耕作を止める休耕と別の作物の生産に切り替える転作の2種類があってね。
都道府県ごとに減反する面積を割り当てて減反させたから、米の生産量は50年前に比べて半分程度になったんだよ。
減反の方法は田への耕作を止める休耕と別の作物の生産に切り替える転作の2種類があってね。
都道府県ごとに減反する面積を割り当てて減反させたから、米の生産量は50年前に比べて半分程度になったんだよ。
減反しちゃったら、稲作農家の人たちは収入が減って困らなかったの?
はるか
Haru_You
農家が減反すると、その面積に応じて補助金が支払われるんだ。
だから、米の生産量と価格を安定させつつ農家の収入も保障できたんだよ。
でも、この政策は優れた品質の米を作れる農家の意欲を削ぐものなので、2018年度に廃止になったんだ。
だから、米の生産量と価格を安定させつつ農家の収入も保障できたんだよ。
でも、この政策は優れた品質の米を作れる農家の意欲を削ぐものなので、2018年度に廃止になったんだ。
米の輸入自由化
Haru_You
1980年代以降、日本国内で米が余る一方で、海外からは貿易摩擦解消のために日本に米を輸入しろって圧力がかかるようになったんだ。
でも、外国産米は日本米の半額以下だから、流通したら国内の農家がダメージを受けると考えられたので、政府は米の輸入を拒否していたんだ。
でも、外国産米は日本米の半額以下だから、流通したら国内の農家がダメージを受けると考えられたので、政府は米の輸入を拒否していたんだ。
国内でも余ってるくらいだし、輸入の必要もないもんねえ。
はるか
Haru_You
とはいえ、自由貿易の原則から輸入しないわけにもいかなくてね。
1993年の貿易に関する国際会議、ウルグアイ=ラウンドで米の輸入を解禁したんだ。
そのとき、ちょうど国内では大冷害で稲が不作だったのもあったしね。
1993年の貿易に関する国際会議、ウルグアイ=ラウンドで米の輸入を解禁したんだ。
そのとき、ちょうど国内では大冷害で稲が不作だったのもあったしね。
輸入を解禁したら、日本中に安い外国産米が流通して農家の人たちが困ったのかな?
はるか
Haru_You
いや、全然困らなかった。
日本人はあまり外国産米を食べなかったんだ。
日本人はあまり外国産米を食べなかったんだ。
なんで?
はるか
Haru_You
味の違いとか、なんとなく安全性に不安があるとかかなあ。
そこで1995年にはミニマム・アクセスという、米を輸入しなければならない最低限の量を設定して流通を増やそうとしたんだ。
ちなみにこの1995年には食糧管理法が廃止されて食糧法が施行されて、スーパーで米が販売できるようになったんだ。
今ではスーパーでお米買うのが当たり前だけど、それまではお米屋さんに行かないと買えなかったんだよね。
そこで1995年にはミニマム・アクセスという、米を輸入しなければならない最低限の量を設定して流通を増やそうとしたんだ。
ちなみにこの1995年には食糧管理法が廃止されて食糧法が施行されて、スーパーで米が販売できるようになったんだ。
今ではスーパーでお米買うのが当たり前だけど、それまではお米屋さんに行かないと買えなかったんだよね。
稲作のさかんな地域
地方ごとの米生産割合
Haru_You
米の生産量日本一(平成30年度)は新潟県だけど、地方ごとで見たときにはどこが日本一かわかるかい?
新潟があるから、中部地方?
はるか
Haru_You
いや、地方ごとでは東北地方が米の生産量日本一、全国の4分の1を生産するんだ。
秋田、山形、宮城、福島で3~6位と東北の各県が上位を占めるからね。
ちなみに、中部地方では、日本海側の北陸地方で米の生産がさかんだね。
秋田、山形、宮城、福島で3~6位と東北の各県が上位を占めるからね。
ちなみに、中部地方では、日本海側の北陸地方で米の生産がさかんだね。
あれ?さっきの都道府県ごとの生産量の順位、1位新潟3位秋田4位山形で、2位は?
はるか
Haru_You
米の生産量2位の都道府県は北海道だよ。
地方として見ると関東・九州よりも少ないけど、1つの道県として見れば新潟に匹敵する生産量だからね。
地方として見ると関東・九州よりも少ないけど、1つの道県として見れば新潟に匹敵する生産量だからね。
でも、なんで東北・北陸・北海道で稲作がさかんなの?
さっき寒いところでも米が獲れるように品種改良したって聞いたけど、そんなことしなくても、暑い九州とかのほうが稲作しやすいんじゃないの?
さっき寒いところでも米が獲れるように品種改良したって聞いたけど、そんなことしなくても、暑い九州とかのほうが稲作しやすいんじゃないの?
はるか
Haru_You
東北・北陸・北海道は冬に雪が多いから、水田単作地帯になるしかなかったんだ。
温暖な九州なんかでは二毛作が行われたぶん、稲作にかかる比重が小さくなったといえるかな。
あと、中国地方など平野が狭いところも稲作の比重が小さくなるね。
そういうところで狭い斜面につくった棚田は日本の伝統的な景色だよ。
温暖な九州なんかでは二毛作が行われたぶん、稲作にかかる比重が小さくなったといえるかな。
あと、中国地方など平野が狭いところも稲作の比重が小さくなるね。
そういうところで狭い斜面につくった棚田は日本の伝統的な景色だよ。
地域ごとの稲作とブランド米
Haru_You
「コシヒカリ」で有名な日本一の米どころ、新潟県の中で稲作の中心となるのが越後平野だね。
この地域はもともと、水を抜くことのできない湿田だったのを、暗きょ排水(地下に排水管を埋める)によって乾田化したんだ。
湿田には機械が入れないけど、乾田は機械化農業ができるから、生産量が増大したんだよ。
この地域はもともと、水を抜くことのできない湿田だったのを、暗きょ排水(地下に排水管を埋める)によって乾田化したんだ。
湿田には機械が入れないけど、乾田は機械化農業ができるから、生産量が増大したんだよ。
そっか、「コシ」って「越」後のことだよね。
魚沼産のコシヒカリは美味しいけど高いんだよね。
魚沼産のコシヒカリは美味しいけど高いんだよね。
はるか
Haru_You
うん、魚沼コシヒカリのように地域ごとの優れた品種がブランド米とよばれて、各地で競って生産しているんだよ。
秋田県のブランド米は「あきたこまち」だよね。
はるか
Haru_You
うん、秋田平野を中心に「あきたこまち」が作られているね。
秋田平野にはかつて八郎潟という日本で二番目に大きい湖があったけど、干拓して水田にしたんだ。
あとは山形県、庄内平野の「はえぬき」や宮城県、仙台平野の「ひとめぼれ」も有名だね。
秋田平野にはかつて八郎潟という日本で二番目に大きい湖があったけど、干拓して水田にしたんだ。
あとは山形県、庄内平野の「はえぬき」や宮城県、仙台平野の「ひとめぼれ」も有名だね。
北海道にはそういうブランド米ってあるの?
はるか
Haru_You
昔の北海道米は人気がなくて加工用に使われたんだけど、今は「きらら397」「ななつぼし」「ゆめぴりか」など、コシヒカリに負けない味で人気のブランド米があるね。
北海道内の稲作の中心は石狩川中流域の上川盆地、下流域の石狩平野で、石狩平野は稲作に適さない泥炭地だったのを、よその土地から持ってきた土と入れ替える客土によって、稲作に適した土地に変えたんだ。
北海道内の稲作の中心は石狩川中流域の上川盆地、下流域の石狩平野で、石狩平野は稲作に適さない泥炭地だったのを、よその土地から持ってきた土と入れ替える客土によって、稲作に適した土地に変えたんだ。
稲作の作業
稲作の作業と機械化
Haru_You
稲作の作業についてだけど、稲作のスタートは「田植え」じゃないんだ。
植える苗を育てるところから始まるってこと?
はるか
Haru_You
うん、苗を育てる「育苗」(いくびょう)も必要だね。
田んぼでは、田植えの前に土をかきまぜる「田起こし」と、水を張り土をならす「代かき」が必要なんだ。
この田起こし・代かきに使う機械がトラクターだね。
田んぼでは、田植えの前に土をかきまぜる「田起こし」と、水を張り土をならす「代かき」が必要なんだ。
この田起こし・代かきに使う機械がトラクターだね。
トラクターで田植えはできないの?
はるか
Haru_You
うん、田植えには田植え機という専用の機械を使うんだ。
田植えの時期は5月の始めだけど、ちょうど立春から88日目の「八十八夜」(5/1か2)に田植えを行うことが多いね。
八十八って字は、組み合わせると米の字になるだろ。
田植えの時期は5月の始めだけど、ちょうど立春から88日目の「八十八夜」(5/1か2)に田植えを行うことが多いね。
八十八って字は、組み合わせると米の字になるだろ。
田植えをしたら、生長を待って収穫するんだよね。
はるか
Haru_You
いや、7月末ごろに「中干し」という水田の水を抜き、根を強く張らせる作業があるんだ。
田起こし→代かき→田植え→中干し→稲刈りという順序を覚えておいてね。
稲刈りしたあとは米の粒を稲から外す脱穀があるんだけど、今は稲刈りと脱穀を同時に行うコンバインという機械を使っているね。
田起こし→代かき→田植え→中干し→稲刈りという順序を覚えておいてね。
稲刈りしたあとは米の粒を稲から外す脱穀があるんだけど、今は稲刈りと脱穀を同時に行うコンバインという機械を使っているね。
集約農業と有機JASマーク
Haru_You
日本の国土にしめる耕地面積は割合はたった12%しかないから、狭い耕地から多くの収穫をあげるために多くの人手と費用をかける集約農業を行っているんだよ。
そのせいで農産物の価格が高くなる、ともいえるんだけどね。
そのせいで農産物の価格が高くなる、ともいえるんだけどね。
費用をかけるって、どこにお金使うの?
へんな宗教?
へんな宗教?
はるか
Haru_You
機械の導入にはお金がかかるし、化学肥料を使って収穫量を増やしたり、農薬を使って害虫の発生を防いだりする必要もあるからね。
そっか、自然のままじゃ農業も大変なんだよね。
でも、なんとなく農薬とか使ってない農産物のほうがいいかなあって気もするし・・・。
でも、なんとなく農薬とか使ってない農産物のほうがいいかなあって気もするし・・・。
はるか
Haru_You
今はそういう消費者が増えているから、虫除けには樹木からとった木酢液を使い、肥料にはわらや落ち葉、家畜の糞をくさらせた、たい肥を用いて農薬や化学肥料を使わずに作る有機農法もさかんだね。
有機農法で作った農産物はどうやって探せばいいの?
はるか
Haru_You
農林水産省が認定した有機農産物には、有機JASマークがついているよ。
日本の畑作と工芸作物
穀物といも類の栽培
Haru_You
稲作に向かない土地では畑作がさかんに行われるんだけど、畑作にもいくつか種類があってね。
大まかに穀物・いも類、工芸作物、野菜と分けようか。
大まかに穀物・いも類、工芸作物、野菜と分けようか。
穀物っていうと稲しか思いつかないんだけど、稲以外の穀物ってどんなのがあるの?
はるか
Haru_You
小麦、大豆、とうもろこしなんかが穀物だね。
涼しい土地での生産に向いている小麦と大豆は、十勝平野を中心とした北海道での生産量が全国一だよ。
さらに言えば、だいこん・にんじん・たまねぎも北海道が1位だね。
涼しい土地での生産に向いている小麦と大豆は、十勝平野を中心とした北海道での生産量が全国一だよ。
さらに言えば、だいこん・にんじん・たまねぎも北海道が1位だね。
じゃあ、いも類も北海道での生産が多いのかな?
はるか
Haru_You
じゃがいもの生産は北海道が全国一だけど、さつまいもは鹿児島県が1位だね。
そっか、さつまいもの「薩摩」って鹿児島県のことだもんね。
はるか
Haru_You
うん、いも類は栄養分の少ない火山灰地でも育つから、鹿児島の笠野原などシラス台地でも生産が盛んだね。
各地の工芸作物
工芸作物ってのはどんなの?
はるか
Haru_You
そのまま食べるんじゃなく、工場で加工したり工業原料となる作物のことだね。
てんさい(北海道)、こんにゃくいも(群馬)、いぐさ(熊本)みたいに、特定の1県で全国のほとんどを生産しているものが多いよ。
てんさい(北海道)、こんにゃくいも(群馬)、いぐさ(熊本)みたいに、特定の1県で全国のほとんどを生産しているものが多いよ。
どうして?
はるか
Haru_You
工芸作物ってのは昔からの特産物だからね、特定の地域で生産されてることが多いんだよ。
ただし、茶については生産量上位の県が分かれているのに注意してね。
ただし、茶については生産量上位の県が分かれているのに注意してね。
お茶って京都のイメージが強いけど、京都が1位じゃないんだね。
はるか
Haru_You
京都のお茶は高級なブランド茶だからね。
茶の生産量では牧ノ原を中心とした静岡が全国一だよ。
茶の生産量では牧ノ原を中心とした静岡が全国一だよ。
こうぞ・みつまたは、伝統的工芸品の和紙をつくってるところで生産されてるの?
はるか
Haru_You
うん、こうぞは土佐和紙の高知県で生産がさかんだね。
みつまたは岡山だったかな?一万円札の原料として生産されているんだよ。
みつまたは岡山だったかな?一万円札の原料として生産されているんだよ。
野菜の生産
近郊農業
Haru_You
野菜の生産は土地と気候に合わせて行われているんだ。
まず、大都市の近くでは収穫してすぐに出荷できる利点をいかして、傷みやすい野菜の生産をさかんにしているね。
これを近郊農業というんだよ。
まず、大都市の近くでは収穫してすぐに出荷できる利点をいかして、傷みやすい野菜の生産をさかんにしているね。
これを近郊農業というんだよ。
大都市の近くっていうと、千葉県とか埼玉県とか?
はるか
Haru_You
そうだね、野菜の出荷額で全国一は北海道だけど、2位は茨城県、3位は千葉県、6位が愛知県で7位が埼玉県、どこも大都市またはその近郊だよね。
このあたりではどんな野菜を作ってるの?
はるか
Haru_You
近郊農業の代表としては葉物野菜、ねぎ・ほうれんそう・はくさい・キャベツがあげられるかな。
あと、「こまつな」という野菜は東京都の江戸川区小松川という場所が原産地なので、東京都が生産量で全国4位に入る珍しい野菜なことを覚えておいて。
あと、「こまつな」という野菜は東京都の江戸川区小松川という場所が原産地なので、東京都が生産量で全国4位に入る珍しい野菜なことを覚えておいて。
促成栽培
Haru_You
高知県と宮崎県は暖流の黒潮に面し、春先から暖かいので、ビニルハウスの中で夏野菜を早くに生産できるんだよ。
これが促成栽培だね。
これが促成栽培だね。
なんで夏野菜を早くに生産するの?
はるか
Haru_You
他の地域と時期をずらして出荷すれば、そのぶん高値で売れるからだね。
そっか、ライバルが少ない方が売りやすいもんね。
どんな野菜が促成栽培されてるの?
どんな野菜が促成栽培されてるの?
はるか
Haru_You
高知県のピーマン、宮崎県のなすときゅうりが促成栽培の代表だね。
ただ、これらの野菜は全てがビニルハウス内で栽培されるわけでもなく、露地栽培されるものもあるよ。
ただ、これらの野菜は全てがビニルハウス内で栽培されるわけでもなく、露地栽培されるものもあるよ。
高冷地農業
Haru_You
いっぽう、長野県の野辺山原、群馬県の嬬恋(つまごい)村では夏でも涼しい気候を利用してレタス・キャベツ・はくさいなどを生産しているよ。
これが高冷地農業だね。
これが高冷地農業だね。
これも時期をずらして高く売ることができるんだね。
はるか
Haru_You
単に時期をずらした、というだけでないんだ。
こういった地域で生産されるものはより味が良く、「高原野菜」とよばれて人気があるんだよ。
こういった地域で生産されるものはより味が良く、「高原野菜」とよばれて人気があるんだよ。
そういえば、さっき近郊農業でもはくさいとキャベツは出てきたもんね。
はるか
Haru_You
うん、キャベツの1位は高冷地じゃない愛知県だからね。
これらの野菜は、保冷車にいれて運ぶコールドチェーンというしくみで輸送されているんだ。
これらの野菜は、保冷車にいれて運ぶコールドチェーンというしくみで輸送されているんだ。
日本の農業(1)~稲作・畑作~ まとめ
・日本の稲作は新潟県が生産量日本一、東北地方で全国の4分の1
・米の消費量が減少したため、減反政策が行われてきた
・新潟では越後平野を中心に「コシヒカリ」、北海道の稲作の中心は石狩川流域の上川盆地、石狩平野
・穀物、いも類の畑作は北海道が中心、さつまいもは鹿児島県
・野菜の生産は大消費地近くの近郊農業、宮崎・高知平野の促成栽培、野辺山原、嬬恋村の高冷地農業など地域ごとの特色
日本の農業(1)~稲作・畑作~ 演習問題プリント
演習プリントには、Excelファイル版とPDFファイル版があります。
Excelファイル版はリロード・再計算(F8)するたびに数字や配列が変わります。
マクロは使用していませんので、セキュリティ警告はありません。
なお、PDF版では20問の収録ですが、Excel版にはより多くの問題を収録しています。
Excelファイル版はリロード・再計算(F8)するたびに数字や配列が変わります。
マクロは使用していませんので、セキュリティ警告はありません。
なお、PDF版では20問の収録ですが、Excel版にはより多くの問題を収録しています。
はるか
日本の農業(1) (PDF版)
1 ファイル 389.34 KB
利用規定です。
本配布ファイルは個人利用に限り自由に使用することができますが、著作権は放棄していません。
学習塾、家庭教師などの商用利用は作成者までご相談ください。
本配布ファイルを利用した事によるいかなる損害も作成者は一切の責任を負いません。
本配布ファイルは個人利用に限り自由に使用することができますが、著作権は放棄していません。
学習塾、家庭教師などの商用利用は作成者までご相談ください。
本配布ファイルを利用した事によるいかなる損害も作成者は一切の責任を負いません。
はるか