憂しと見し世ぞ今は恋しき

社会科のおすすめ教材 公民対策の一冊

予習シリーズ、本科テキストは使いにくい!

四谷準拠塾で使用され、市販もされているので塾なし受験生も愛用の予習シリーズですが、公民単元の「予習シリーズ6上」、これは最悪です。
小6前期から地歴の復習に入るというコンセプトのせいで、公民範囲と地歴の復習が混在する読みにくい教材に仕上がってます。
日能研の本科テキストステージⅣも同様ですね。
これならいっそサピのように分冊でいいのに・・・と思います。

ということで、中学受験用の公民範囲だけをまとめた教材ですが、「啓明舎が紡ぐ 中学入試 現代社会 【第3版】公民・環境・世界地誌」というのが市販されています。

啓明舎が紡ぐ 中学入試 現代社会 【第3版】公民・環境・世界地誌

内容紹介  現代の入試傾向に反映し、頻出の問題に対応されており、楽しみながら、わかりやすく、なおかつ、内容深く編集されています。近年の世界と日本、現代社会を生きていくうえで、公民の学習がますます不可欠になりつつあるなかで、興味に導かれ公民の学習を深められるテキストです。  教材のポイント 1. さまざまな注釈!  「みになる知識」…入試関連知識を取り入れ、興味を広げ、学習意欲を刺激。  「薀ちっくコーナー」…歴史や地理分野にまたがるような融合領域を深く説明したり、昨今の社会の動向を反映した学習を促したりできるように工夫されています。 2. ビジュアル重視で見やすい!  写真・図表・統計資料・イラストなどを多用し、記憶しやすい図面構成に工夫されています。 3. 受験対策に役立つ!  各章の知識のまとめ、これだけやれば大丈夫という範囲「学習のまとめ 受験対策」を明示しています。

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2019年に改訂されたので、データ的にはほぼ最新ですし、そこはニュース系の教材で補えます。
ニュース系教材は毎年10月ごろに発刊されますので、そこから時事問題との組み合わせで復習を始めていきましょう。

メインテキスト読みでは、ダメな塾講師などは「大事なところにマーカーを引け」なんて指示を出しますが、テキストに載っている内容はどれも大事です。
例えば、田中正造にマーカーを引いたとします。そのとき線を引いた子は「田中正造」って名前だけ覚えて(もしくはあのインパクトのある顔写真)肝心の「足尾銅山」あたりが抜けます。だったら、そこから線を引けば・・・ってなると、マーカーの量が多すぎてなんだかわからなくなり、汚くなって読み返す気もなくなります。
ライン引きは、「問題を解いて間違えたところ」に限定しましょう。
また、覚えられたらラインは消せたほうがいいですから、そこでお勧めなのがフリクションの蛍光ペンです。
ライン引きは限定的に、覚えたい部分に集中することで効率が上がります。