予習シリーズ、本科テキストは使いにくい!
四谷準拠塾で使用され、市販もされているので塾なし受験生も愛用の予習シリーズですが、公民単元の「予習シリーズ6上」、これは最悪です。
小6前期から地歴の復習に入るというコンセプトのせいで、公民範囲と地歴の復習が混在する読みにくい教材に仕上がってます。
日能研の本科テキストステージⅣも同様ですね。
これならいっそサピのように分冊でいいのに・・・と思います。
ということで、中学受験用の公民範囲だけをまとめた教材ですが、「啓明舎が紡ぐ 中学入試 現代社会 【第3版】公民・環境・世界地誌」というのが市販されています。
2019年に改訂されたので、データ的にはほぼ最新ですし、そこはニュース系の教材で補えます。
ニュース系教材は毎年10月ごろに発刊されますので、そこから時事問題との組み合わせで復習を始めていきましょう。
メインテキスト読みでは、ダメな塾講師などは「大事なところにマーカーを引け」なんて指示を出しますが、テキストに載っている内容はどれも大事です。
例えば、田中正造にマーカーを引いたとします。そのとき線を引いた子は「田中正造」って名前だけ覚えて(もしくはあのインパクトのある顔写真)肝心の「足尾銅山」あたりが抜けます。だったら、そこから線を引けば・・・ってなると、マーカーの量が多すぎてなんだかわからなくなり、汚くなって読み返す気もなくなります。
ライン引きは、「問題を解いて間違えたところ」に限定しましょう。
また、覚えられたらラインは消せたほうがいいですから、そこでお勧めなのがフリクションの蛍光ペンです。
ライン引きは限定的に、覚えたい部分に集中することで効率が上がります。