唄って覚える理科・社会替え歌集
理科や社会の暗記手段として、替え歌を作って唄う、というのがあります。
ただの平板な文章と違って、リズム・音程という要素が加わるので、活字を追うよりも読みやすいのです。
例えば、次の文章を見てください。
「ネルヴァに、トラヤヌスはダキアパルティア遠征、ハドリアヌスはブリテン長城、
アントニヌス・ピウスは平和な時代、哲人マルクスアウレリウスアントニヌス」
いわゆるローマ帝国の五賢帝ですね。
世界史が嫌いな生徒は長いカタカナの名前が並ぶのが大嫌い、なんて子が多く、こいつを覚えるのも苦労します。
で、この文章も目が滑って読みづらいと思いますが、これを「アルプス一万尺」のリズムで読んでみてください。
どうでしょう?平板な文章より読みやすくなりませんか?
わざとリズムを崩して唄いづらくする部分を作っておくと、そこが印象に残るという効果もあったりします(和歌の字余りと同じですね)
リズムや音程という情報と組み合わせられるので、ただの長文より確実に暗記しやすくなります。
昔は授業にショルダーキーボード持ってって弾き語りなんかもしましたが、周りの教室から苦情がくるので止めましたw
今でも、授業の最後の5分で生徒たちに替え歌を作らせています。
替え歌を作ることで、大事な事項を取捨選択し、リズムに乗せるために反復することで、一曲完成するころにはだいたいその日の重要事項を覚えてくれてます。
僕の教え子で、ずっとこれをやってたせいで大学受験まで替え歌勉強法を続けてたなんて子がいて、上の五賢帝の歌もその子が唄ってました。
自習室から「し〜くろあるかんCnH2〜n」なんて聞こえてきたものです。
ここでは、そんな僕の教え子たちが作った替え歌や、昔から塾業界で歌い継がれてきた替え歌たちを紹介したいと思います。
大半はアルプス一万尺ですけどw