2020年 都立中高一貫校の大学合格実績
2020年度都立中高一貫校の東大合格者数
小石川 10名↓すべて現役 (16)
桜修館 9名↑うち現役6名 (7)
都武蔵 8名→うち現役7名 (8)
両国 6名↑うち現役5名 (5)
大泉 5名↑うち現役3名 (0)
区立九段 4名↑うち現役3名 (2)
白鷗 4名↓うち現役3名 (3)
南多摩 3名↑すべて現役 (1)
立川国際 2名→すべて現役 (2)
富士 2名↓すべて現役 (3)
三鷹 0名↓(4)
小石川が数字を大きく減らしています。東大だけでなく京大東工大・早稲田慶応についても減らしていますので、今年度の指導がうまくいかなかったのでしょう。
それに対しての桜修館・武蔵の堅調ぶりが目を惹きます。
また、今年は大泉がかなりの実績を上げました。通っている子の話では次の学年も優秀らしいので、期待できそうです。
一方昨年4名を出した三鷹が0名ですが、なぜか京大3名を出しています。
併設型一貫校の高校募集が停止され、すべて中等教育学校になっていくのであれば、今後は小石川・武蔵・桜修館とそれ以外の差が詰まってくることも想定されます。私立最上位生の草刈場と化した小石川にこだわる必要がなくなってくるかもしれません。
2020年度都立中高一貫校の早慶GMARCHへの合格状況
東大 | 早慶上理 | GMARCH | 卒業生数 | |
小石川 | 10 | 161 | 160 | 150 |
桜修館 | 9 | 143 | 159 | 139 |
都武蔵 | 8 | 183 | 244 | 196 |
両国 | 6 | 175 | 152 | 193 |
大泉 | 5 | 58 | 133 | 195 |
白鴎 | 4 | 67 | 121 | 225 |
南多摩 | 3 | 64 | 147 | 160以下 |
立川国際 | 2 | 85 | 168 | 148 |
富士 | 2 | 88 | 127 | 193 |
三鷹 | 0 | 59 | 149 | 150 |
早慶上理への合格数を見ると小石川・桜修館・武蔵・両国の4校がその他の一貫校に比べ圧勝しています。卒業生数とほぼ同数の早慶上理合格を出すのは最上位の私立中と比べても遜色ないものです。
大泉〜三鷹の各校では、やはり中等教育学校はGMARCHのラインが卒業生と同数程度出せています。私立の上位〜中堅進学校、世田谷学園や大妻といった学校に比肩するものですので、このレベルの私立中を第一志望とするならば中等教育学校を選択肢に入れるのもよいでしょう。
併設型の白鴎と富士はやはりGMARCHラインへの合格数が卒業生の6割前後ということで、中等教育学校に負けていますが、高校部が募集停止になりますので変わってくるでしょう。
都立一貫校受検へ向けて
数年前の状況と比べて、都立中高一貫校の進学実績はかなり上昇しています。学校側の指導ノウハウが蓄積されてきたことと、優秀な生徒が私立中との併願もあわせ集まってきているということがあるでしょう。
競走が激化すれば、より1点を争うシビアな入試に近づいていきます。以前のような才能のある子が出たとこ勝負で合格することは減っていくでしょう。それよりも、どんな問題が出てもすぐに対応し、満点の答案を書き上げる練習を多く積んだ子が勝ち抜いていくはずです。
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